
なぜ、今ベーグルが人気なの?健康志向とライフスタイルの変化が生んだ新ブーム
ふわっと、もちもちな食感やまんまるで素朴な見た目が魅力の「ベーグル」は、最近よく話題に挙がるパンのひとつです。
「ベーグルって、ちょっと硬くて地味なイメージがある」
そんな声が聞こえてきそうですが、最近では見た目も可愛く、味のバリエーションも豊富な「進化系ベーグル」が次々に登場しています。
SNSでも「#ベーグル部」「#今日のベーグル」といったハッシュタグが人気で、手作りやお取り寄せを楽しむ人も急増中です。
今回は、そんな今注目のベーグルが人気の理由や最新トレンド、注目の専門店などを紹介します。ぜひ最後までお読みください。
ベーグルが今ブームになりつつあるのはなぜ?

ベーグルがブームになっているのには、現代ならではの理由がいくつもあります。
ここでは、ベーグルが人気になった理由を3つ紹介します。
1.健康志向が高まったから
最近、「体にやさしいものを選びたい」「無理なく健康を保ちたい」と考える方が増えています。
ベーグルは基本的にバターや卵を使わず、シンプルな材料で作られることが多いです。
そのため、「体に優しく罪悪感の少ないパン」として人気が高まりました。
さらに、表面はパリッと香ばしく、中はもちもちで食べ応えもあり、少量でもしっかり満足感を得られるのがベーグルの魅力です。
2.アレンジのバリエーションが豊富だから
シーンや気分に合わせて自由にアレンジできるところもベーグルの魅力のひとつにです。
シンプルな生地だからこそ、スイーツとしてのアレンジにも合いますし、総菜パンのような食事としてのアレンジもできます。
朝食にはクリームチーズとジャムで軽やかに。
お昼にはたっぷりの野菜やたんぱく質をはさんでボリュームたっぷりに。
小腹がすいたときには、ちょっとトーストしてそのままでも。
冷凍保存もできるので、ストックしておけば、いつでも手軽に楽しめるのが嬉しいポイントです。
3.丁寧に暮らすことに憧れる人が増えたから
ここ数年で、日々の暮らしの中で、「自分らしさ」や「心地よさ」を大切にする人が増えてきました。
SNSでも、丁寧な暮らしやおうち時間を楽しむ投稿が目立ちます。
そうした背景の中、ベーグルは「選んで、味わう」過程そのものが小さな贅沢になり、暮らしを豊かにしてくれる存在として人気を集めています。
家族とゆっくり朝ごはんを囲む時間、午後にお気に入りのベーグルでひと息つく時間。
そんな一瞬一瞬を心地よく彩ってくれるパンだからこそ、ベーグルは今の時代にフィットしているのかもしれません。
ベーグル専門店が急増中!エリア別・注目ショップとその理由

ベーグルがブームになり、日本全国にベーグル専門店が増えてきました。多いところでは、十種類以上のベーグルを作っています。
今回は、東京エリア・関西エリア・東海エリアの3つのエリアで人気のあるベーグル専門店を紹介します。
東京エリア
流行の発生地でもある東京には、たくさんのベーグル専門店があります。お店によって取り扱いバリエーションや、ベーグル自体の味わいが違いますので、ぜひお気に入りのお店を見つけてみてくださいね。
【渋谷】tecona bagel works
代々木公園駅や代々木八幡駅から徒歩1分の場所にある『tecona bagel works』は、甘いデザート感覚のベーグルからおかず系ベーグルまで幅広く取り揃えています。
その種類は、なんと50種類以上!
ベーグルによって食感を変えているのも特徴で、たくさんのベーグルの中から、自分の好きなものを選ぶ楽しみも味わえます。
公式ホームページ:https://teconabagelco.com/
【上北沢】Kepo bagels
上北沢駅から徒歩5分の場所にある『Kepo bagels』は、国産小麦と麹由来の天然酵母を使ったこだわりの「和ベーグル」が人気です。噛み応えがよく、豆や雑穀など、日本古来の食材を楽しめます。
和ベーグルだけでなく、北米産の小麦とイーストを使用した「ニューヨークベーグル」もあり、味や食感の違いを楽しむこともできます。
公式ホームページ:https://kepobagels.com/
関西エリア
関西でもベーグル専門店が増えつつあります。
今回は、大阪と京都のベーグル専門店をご紹介します。
【大阪】ReNY Bagel
大阪梅田駅からすぐの場所にある『ReNY Bagel』は、自家製・無添加にこだわったベーグル専門店です。
お手頃な価格でもっちりと美味しいベーグルを味わうことができます。イートインのときはリベイクしてくれたり、ドリンクの販売をおこなっていたりと、ランチタイムに訪れるのにぴったりのお店です。
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/reny.bagel/
【京都】RABBIT BAGELS
『RABBIT BAGELS』は、京都市内に5店舗のお店を構えるベーグル専門店です。ベーグルの食感を残しながらも、軽く食べられるベーグルに仕上がっています。季節の素材を使用したベーグルもあり、再度訪れてもまた新しい味が楽しめます。
宇治抹茶や京都のあんこなど、地元の食材を使用しているのも他にはない魅力です。
公式ホームページ:https://rabbitbagels.jp/
東海エリア
東海エリアにもさまざまなベーグル専門店があります。
今回は名古屋の中でも、中心部から少し離れた場所のベーグル専門店を紹介します。
【名古屋】リトルプラスベーグル
名古屋市名東区・一社駅から徒歩7分の場所にある『リトルプラスベーグル』は、地元の方々からも人気のあるベーグル専門店です。開店前から並ぶ人がいる日もあり、早い時間にいかないと売り切れてしまう、そんなお店です。
ベーグルは1つが大きく、食べ応えも抜群。外はパリッと、中はむぎゅっとした、ベーグルの食感を楽しむことができます。
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/a_little_plus_bagel/
【名古屋】ベーグルヴァーグ
名古屋市営地下鉄桜山駅・御器所駅から徒歩9分の場所にある『ベーグルヴァーグ』。ここのテーマは「和食なベーグル」です。和の食材を取り入れたベーグルは、他とはちょっぴり変わったラインナップとなっています。
スイーツ系だけでなく、食事系ベーグルをしっかり楽しみたい方に、特におすすめのお店です。
公式ホームページ:https://baglevague.com/
インスタ映えも人気の理由?進化する“映える”ベーグルの世界

最近では、思わず写真に撮りたくなるような、いわゆる“映える”ベーグルが次々と登場しています。
パステルカラーに彩られたスイーツ系ベーグルや、具材がたっぷりはみ出したサンドベーグル。さらには花のようなトッピングでデコレーションされたものまで、ベーグルは「見て楽しむ」フードとしても進化しています。
おしゃれなカフェや専門店では、ベーグルを主役にしたプレートや、断面が美しい「萌え断ベーグル」がSNSで話題になることも。
写真を撮ってシェアしたくなる可愛らしさは、多くの女性たちの心をくすぐります。
もちろん、見た目だけでなく、味もしっかり美味しいのが今どきのベーグルの魅力。
体にやさしくて、おしゃれで、おいしい。
そんな三拍子そろった存在だからこそ、ベーグルは今、多くの人に愛されているのです。
今後のベーグル業界はどうなる?流行で終わらせない定着へのカギ

「今はベーグル流行っているけれど、いつまでこのブームが続くの?」
そんな声もあるかもしれません。
確かに、これまでも多くのブームが生まれ、徐々に流行が廃れていったという過去があります。
そんな中で、ベーグルは他の流行スイーツや食べ物と、少し違った一面も持っています。
それは、私たちが普段から口にしている「パン」のひとつだということ。
これから先も、どんなパンを選ぶかという日常の選択肢の中に、定番のひとつとして残り続けるのではないでしょうか。
なにより、健康への関心や食を通じた「心地よい暮らし」を求める気持ちは、これからも続いていくもの。
そう考えると、ベーグルはただのブームではなく、私たちの暮らしにしっかりと根づく「日常のおとも」になっていく可能性を秘めています。
大切なのは、流行に乗ることよりも、「わたしの暮らしに合うかどうか」。
そんな視点で、これからもベーグルの楽しみ方が広がっていくのかもしれませんね。
まとめ
ヘルシーで満足感があり、アレンジも自由。
そんなベーグルが今、注目を集めているのには、現代のライフスタイルや価値観が大きく関係しています。
単なる流行のパンとしてではなく、「自分の体にやさしくて、おいしくて、ちょっと気分が上がるもの」を選びたい。
そんな気持ちに寄り添ってくれる存在が、今のベーグルです。
おしゃれなカフェや専門店が増え、SNSでも“映える”ベーグルが話題になっていますが、これから先も「選ぶ理由があるパン」として、自由な楽しみ方が広がっていくはずです。
ぜひ、あなたもベーグルのある日常を楽しんでみてくださいね。