推し活とは?具体的にどんなことをするの?
「推し活ってなんとなくイメージできるけど、実際にどんなことをするの?」
「推し活って楽しいの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。
ここでは、推し活とは具体的にどんな活動なのか、推し活のどこに魅力や楽しみがあるのか、また、メリットはあるのかなど解説していきます。
推し活とは
推し活とは、好意を持つ対象である「推し」をさまざまな形で応援する一連の活動のことです。
お仕事の語呂合わせで「推し事」と呼ばれることもありますが、「推し活」も「推し事」も意味は同じです。
推し活で応援する「推し」の対象
推し活で応援する対象を「推し」と呼びますが、その対象はアイドルやアーティスト、アニメやゲームのキャラクターなどの人物に限りません。
ご自身が心から応援したいと思うあらゆる対象、好きなもの、のめりこむ対象すべてが推しの対象となります。
体表的な推しの例を見てみましょう。
実在する人物
アイドル アーティスト 俳優 声優 アスリート 作家 Youtuber 歴史上の人物など
実在しない2次元のキャラクターなど
アニメやゲームのキャラクター マスコットキャラクター vtuberなど
人物以外
鉄道、航空機、バス、神社 寺 仏像 お城 工場 ダム 橋 鉄道 神社 寺 仏像 動物など
推しの対象は実在する人物や2次元の実在しないキャラクター以外にもさまざまなものがあるんですね。
推し活って具体的に何するの?
推しに会う
応援するアイドルやアーティストのライブやイベントに参加(「参戦」という人も)することや、配信コンテンツやDVD、Blue-Rayの視聴 推しゆかりの地を訪れる聖地巡礼などです。
人物以外の場合は、実際に鉄道やお城、ダム、工場など対象の写真を撮りに行ったり、イベントに参加するなどが当てはまります。
推しに触れる
グッズを買ったりコレクションすることや、コラボカフェに行ったり、コラボフェスに参加するといった活動です。
人物以外の場合は、博物館や展示会などに出向くことなどが当てはまります。
推しに染まる
推しと同じものを持ったり、推しのイメージカラーを意識して服を選ぶ 推しのイメージカラーで持ち物を統一するなどです。
推しを広める
他人に布教するといった言い方もされますが、SNSやブログなどで推しの魅力を発信するといった活動です。
推しを感じる
推しのことを想像したり、推しの存在に感謝するといったように推しに想いを馳せることです。
推しを通じて交流する
推し会(オフ会やオフのイベント)を企画したり、参加することや、推しに特化したコミュニティでの交流などです。
推し活の詳細な事例は、また別の記事でもご紹介予定です。
推し活の効果とメリット
特に推し活はしていないという方にとっては、推し活中心の生活になったり、推し活に結構な額のお金をつぎ込む人の心理が理解できないかもしれませんね。
それでは、推し活をしている人の心理やプラスの効果、メリットなど確認してみましょう。
推し活をしている人の心理
推し活をしている人の心理は、対象である推しが好きという気持ちだけでなく、下記のような心理も働いていると考えられます。
共感を得たい
自分がのめりこむほど好きな推しについてSNSなどで発信したり、他人に布教する活動を推しを広めると言いますが、この推し活も共感を得たいという心理からくるものです。
共感を得ることで、自分という存在が認められたと感じられ、人間本来がもっている承認欲求が満たされるのです。
育てることで自己実現したい
それほど有名ではない地下アイドルや、メジャーデビューしていないアーティストなどの推し活をしている人に顕著な心理です。
自分が推しを育てている、それほど売れてはいなかった推しがだんだんとメジャーになっていくことに自分の推し活が一役買っていると考え、喜びを感じます。
自分の理想像を追いかけたい
2次元、3次元に限らずアイドルやアーティスト、スポーツ選手など、特定の人物を推す場合、推しに対して、自分の姿と自分の理想とする姿を投影させていると考えられます。
推し活をする際の深層心理として「ああ、この人のこういうところって私と同じだな」とか「こんな風な顔になりたいなあ」といったように、できればそうありたいという理想的な自分を見ている気持ちになっています。
あるいは「こんなイケメンが彼氏だったらなあ」といったように、自分の彼氏や彼女の理想像を推しに投影しているということもあるでしょう。
つまり、推し活は自分自身を見つめつつ、自分の理想像を追いかける行為と考えられますね。
推し活で自分自身をよく知り、よく生きることへ
推し活を通じて自分をよく知り、よく生きるということにつなげるためには、ノートやPC、スマホのメモなどに日々の推し活の内容を書き出してみるということもおすすめです。
推しが発する言葉、仕草、立ち居振る舞い、ファッションなどを通じて自分が思ったことや感じたことを率直に書き出し、自分の推し活を客観的に見つめてみることが自分自身をよく知ることにもつながるでしょう。
ブログやSNSで発信する推しを広める活動でも、事実を淡々と発信するだけでなく、気づいたこと、感じたこと、推しのどんなところが好きなのかなどを具体的に書き出し、発信してみるのです。
これをある程度の期間続けることで、自分の理想像や価値観のようなものが見えてくるでしょう。
推し活をきちんと記録することが客観的に自分を見つめなおす機会になり、それまで見えていなかった自分自身の違った一面や、隠れた才能がみつかることだってあるかもしれません。
こう考えると、推し活は単なる遊びや趣味の次元を超えて、わかっているようで実はわかっていなかった自分自身を知る活動とも言えるのではないでしょうか。