【SNS運用の基本】ターゲットと運用目的を明確に!
一つのアカウントにつき、ターゲットも一つが基本
SNS運用を始める際には、まずはターゲットと目的を明確にしましょう。
見てもらい人はどんな人なのか、そして見てもらってどんなアクションを取ってもらいたいのかを明確にすることです。
ユーザーが自分のアカウントに訪れた時に、「このアカウントは自分にとって役に立つ情報を発信してくれている」と感じることができなければ、フォローにつながりません。
そのためには、まず発信する対象(ターゲット)を明確にすることが大切なポイントになります。
よくあるケースとして、内容が多岐に渡りすぎて、誰のために何を伝えたいのかがよくわからないアカウントです。
個人的なコミュニケーションを広げるという意味でのSNS運用であれば、こうした運用でも問題はないのですが、ビジネス目的での運用の場合、ターゲットを絞り込むことは大切なポイントです。
複数の商品やサービスがあり、それぞれのターゲットが異なる場合は、SNSのアカウントも分けて運用するほうが、効率的な運用が可能になります。
お客様のイメージを明確化する
ターゲット設定の前に、自社にとって集客したい、理想的なお客様のイメージを考えてみましょう。
下記のような項目に沿って具体的に思い浮かべてみてください。
明確化したい項目
・年齢と性別
・出身地と現在の居住地
・家族構成
・職業と年収
・普段よく目にするメディア
ターゲットのイメージを明確化することで、日々の投稿内容のテイストや絵文字を使うべきかどうか、画像の内容や全体的なイメージなど、すべてにおいてブレ内運用をすることにつながります。
発信者側の好みや発信者が伝えたいことではなく、「ターゲットにとって有益な発信とはなんなのか」を常に意識しておくことが重要です。
運用目的を明確にする
設定したターゲットがSNSアカウントからどのようなアクションを取ってほしいかという運用目的も明確にしましょう。
例えば、下記のような運用目的がよく設定されます。
Advantages
・会社や商品、サービスの認知拡大
・ECサイトへの誘導
・口コミ投稿の促進や拡散
・実店舗への集客
・メルマガの登録
・アルバイトや正社員の募集
認知拡大のためには、フォロワー数の増加や「いいね」「リポスト」などのエンゲージメントント率のアップがポイントになりますし、ECサイトへの誘導なら導線設計や、導線をスムーズに進んでもらうためのクリエイティブ制作力も必要です。
実店舗への集客であれば、実際にお店に足を運ばないとわからないようなリアルな情報や魅力を伝えるアカウント設計が必要になります。
それぞれの運用目的をふまえて、最初にゴールをしっかりと設定し、毎月何をどれくらい獲得すればいいのかという数値を明確にしましょう。
そうすることで、日々の運用が正しいのか、あるいは改善ポイントがどこにあるのかといったことが明確になります。
目的や目標数値が明確でないと、運用途中でどこへ向かっているのか、この運用状態でいいのかなど途中での検証もできなくなってしまいます。
最終的な目的と中間目標を設定する
SNSの運用を始めるにあたり、先に挙げた最終的な目的(KGI)と、そこへ向かうまでの中間目標(KPI)も設定しましょう。
更新頻度も1日1回、あるいは1週間に2回など、できるだけ規則的に続けていくことをお勧めします。
なぜなら、各SNSプラットフォーム側にアカウントが生きている、アクティブなものと認識してもらうことで、露出の機会も増えるからです。
更新頻度は頻繁であればあるほどいいと言えますが、ターゲットに有益な投稿内容であることは大前提ですので、更新すること自体が目的にしないようにしましょう。
運用当初から、期待するような結果が出ることはまずありません。
SNS運用は楽しみながらじっくり時間をかけて運用していくことも大切なポイントです。
投稿内容は基本的にテキストと画像になりますので、クリエイティブ部分の工夫も必要です。
同じような内容の投稿ばかりではユーザーに飽きられますし、フォローしようとも思ってもらえないでしょう。
設定したターゲット像を意識して、ターゲットに有益な情報、興味を持ってもらえる内容の投稿を意識しましょう。
ただし、最初から無理なスケジュールを組むことはおすすめしません。
絶対に1日1回投稿すると決めても、義務的な運用になってしまって、投稿内容がマンネリかしたり、途中で投稿が止まってしまって放置状態になってしまうようなケースも少なくありません。
可能なら、最初にある程度の投稿する分のネタ集めやテキスト、画像の用意をして置き、それらを投稿する間に、次の投稿内容を用意するといったこともおすすめです。
無理なく運用を継続できるペースをつかんでいきましょう。