最適なSNSを選ぶための基本をおさらい

2024.02.28
最適なSNSを選ぶための基本をおさらい

最適なSNSを選ぶための基本をおさらい

現在も右肩上がりで利用者が増え続けるSNS。

まさにSNS全盛の時代と言えますが、SNSをビジネスに使うのが初めてといった方があれもこれもと手をつけるのはおすすめしません。

1つのSNSアカウントを実際に役に立つように育てるまでには時間がかかりますし、複数の媒体を同時に育てるには多くのリソースを要するからです。

また、集客したいターゲットやSNSを利用する目的によって、効果的なSNSは異なります。

ここでは、主要なSNSの概要と強みを取り上げながら、ビジネスにSNSを選ぶ際に必要となる基本中の基本をお話しします。

それぞれのSNSが持つ強み

ほとんどのSNSは、テキスト、画像、動画の投稿ができるもので、商品やブランド、サービスの広告出稿ができたり、投稿したコンテンツやアカウントを分析できる機能を持っています。

しかし、ユーザー層や拡散力、細かな機能にはそれぞれ違いがありますので、自社ビジネスの特性や目的に合わせて利用するべきSNSを見極めましょう。

Instagramは画像中心の投稿から多様な機能搭載へ

Instagramは目を引くビジュアル重視のいわゆる「インスタ映え」する写真を共有することを目的とする若者中心のSNSでした。

しかし、最近では文化芸術、ビジネスに関する情報をスライド形式で投稿したり、文字と画像を併用したユーザーにわかりやすい投稿が人気で、幅広い年齢層に受け入れられています。

Instagramの運営元はFacebookと同じMeta社ですが、FacebookやX(Twitter)とも連携しやすくなっています。

最近では、TikTokのようなショートムービーを共有するリールや、ライブ配信機能の「インスタライブ」、ECサイトに誘導できる「ShopNow」など、機能も充実しており、ユーザー数の増加の理由になっています。

情報の伝達スピードと拡散力の強さならX(Twitter)

X(Twitter)には1投稿あたりのテキストは140文字までという制限があります。(有料プランは1万文字)

文字数に制限があることで、簡潔なテキストしか投稿できないため、他のSNSよりも手軽で投稿のハードルが低いのが特徴です。

リアルタイム性も高く、興味関心のあるジャンルの人物をフォローすることで、ニュースやトレンドなどのタイムリーな情報をキャッチできる点が最大の魅力です。

また、世界中の人が自身の気づきや近況などを気軽につぶやくことで、膨大な情報量がタイムラインに流れることになりますが、「ハッシュタグ」機能を使うことで、必要な情報だけをピックアップすることもできますし、「リポスト」することで他のアカウントの投稿を自分をフォローしている人に簡単に拡散することができます。

ビジネス利用も活発なLINEは日本国内利用者数はNo1

LINEは他のSNSと異なり、基本的にクローズドな環境で情報交換がなされます。

友人同士の情報交換やおしゃべり、ビジネス上の業務連絡などチャットツールとしての使い方が中心となっています。

その他、フォロワー向けに短い動画を投稿できる機能や、マンがや音楽などコンテンツを楽しめる機能など個人向けのSNSとして充実した機能を持っています。

ビジネス利用としては、LINE公式アカウントを利用することになります。

メルマガのように直接ユーザーに届けることができるので、他のSNSのようにタイムライン上で情報が流れてしまうことで埋もれる心配がないところもメリットといえます。

また、クーポンやショップカードの発行機能もあり、ビジネス向けの機能も充実しています。

動画視聴サイトとしては最強のYouTube

Youtubeは、若年層から中高年層まで、幅広いユーザーが利用しています。

株式会社ACLIの調査での「よく見るのはテレビとYoutubeのどちらですか」という質問では、76%がYoutubeと答えています。

このアンケート調査では、年齢層での回答調査結果は明記されていませんが、回答内容の詳細結果ではYoutube派は10代~20代の回答が多く、若年層ではテレビ離れが進んでいることがうかがえます。

Youtubeの運営者は、自身のチャンネルを開設して動画を投稿したり、ライブ配信を行ったりしています。

その内容は、自身の日常生活を公開するものであったり、新作ゲームの実況中継をするもの、鉄道旅行、寺社仏閣や歴史の名跡など特定のテーマを決めて掘り下げるものや、ビジネスに関連するものなど多種多様なコンテンツがあふれています。

Youtubeをビジネスとして使う場合は、商品の使用手順を動画で紹介したり、専門知識やハウツーをわかりやすくセミナー形式で説明するような内容が向いています。

しかし、動画はテキストや画像と比べるとユーザーが視聴に要するエネルギーが高めになるため、1本の動画の時間が長くなると、飽きられることにもなります。

YouTubeはコンテンツの内容によっては飽和状態となっており、参入障壁も高くなっています。

ビジネス利用を検討する場合、視聴回数を伸ばすことを目的とせず、想定するターゲットを明確化して絞り込み、ピンポイントに配信することが必要でしょう。

ショートムービー主体のTikTokはいま最もホットなSNS

近年、ユーザー数が急拡大しているSNSが中国のByte-Dance社が運営するTikTokです。

既にInstagramのリールやYouTubeのショートにも似た機能を搭載していますが、TikTokの最大の特徴は、15秒程度~最大3分までの短時間の動画を投稿するショートムービーを投稿するSNSであることです。

若年層の利用率が高いことや、フォロワー数が少なくても比較的拡散しやすいアルゴリズムになっているため、商品やサービスの内容とターゲットユーザーによってはビジネス利用でも効果を上げやすいSNSと言えます。

人気インフルエンサーとのタイアップキャンペーンなどで大きな成果をあげた事例もあるようです。

まとめ

ここまで現在もユーザー数が伸びており、ビジネス利用にも向いているSNS媒体を取り上げ概要説明をさせていただきました。

ここでご紹介したSNS以外にも今後ユーザー数が拡大する可能性のあるSNSはありますが、まずはここで取り上げたSNSの中から、御社のビジネスの特性と集客したいユーザーを明確にして、最適なSNSを一つ選んでじっくり取り組んでみることをお勧めします。

一つのSNSアカウントがある程度育ってきた段階で、また新しいSNS媒体を立ちあげて、新しいSNS媒体も育ってきたところで互いに連携させるといっったところまで達成できると、SNSの最大の集客エンジンともなる拡散力が爆発することにもなります。

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